素晴らしかったですね。良かった。少なくとも今のところ今年で1番内容として良かったと思います。まぁほんこんさん企画も捨てがたいレベルで良かったですけど。あれはまだ松ちゃん居た時の企画ですしね。
企画概要
村上ショージさんの教室シリーズの正当後継企画と言っていいじゃないでしょうか。ここ近年からガキを見始めた方はもはや「教室シリーズ」を知らない方も居るかと思いますので、軽く触れますと、村上ショージさんにガキメンバーがいきなり呼び出されて、「◯◯教室」と称して、ガキメンバーがショージさんに、その◯◯の特訓や訓練(?)をさせられるというガキのシリーズの中でもトップクラスにシュールな企画の1つで、ディープでコアなファンを持つ企画です。毎回松ちゃんが視聴率が低いとイジる位一般ウケはしなかった(実際どの程度視聴率が悪かったかは分かりませんが)、実際このシリーズ賛否両論といいますか、一部の好きな人はめっちゃ好きですけど、やはりディープ過ぎて一般ウケはしなかったシリーズなんですよね。コアなファン程好きではあるんですけど、やはりTVというのは老若男女が見るものですし大半はライトユーザーですので、そういう一般層にはあまり支持されなかったんですよね。それでも教室シリーズはさっき調べたらおそらく13回前後してるんですよね。亜種的な回も合わせれば。かなり回数は重ねた名物企画ではあったと思います。2000年代位のガキ黄金期の中でも少し異彩を放つシリーズの1つだったでしょうね。板尾さんシリーズ、ピカデリー梅田シリーズとかと肩を並べる…かもしれない企画シリーズ…それがショージさんの「教室シリーズ」だったわけです。
で、その後数年前にくっきーの企画がかなりこの教室シリーズに内容が近く、教室シリーズの後継企画という感じでしたが、やったのは数回のみで、そこまでシリーズという感じまでにはなりませんでした。面白かったんですけどね。
それで今回は去年からガキで爪痕を残したランジャタイ(主に国崎さん)がこの教室シリーズを受け継ぐ形で復活したのが今回の企画「ランジャタイのヒーロー教室」。さすがくっきーの企画と違いしっかりと「教室」と銘打ってるだけあって、昔の教室シリーズのフォーマットにかなり近かったです。その辺はしっかりとリスペクトが残っているのか、スタッフとの協議の結果かは分かりませんが。
「ガキで爪痕を残した」と書きましたが、ガキではこういう傾向あるんですよね。ある意味普通かもしれないですけど。例えばガキのゲストで呼ばれる事が多い庄司さんはハイテンションの「平成のぱぴぷぺぽ」がウケたから、河本さんは七変化や笑ってはいけないがウケた、のんちゃんは…なんだろう?ドッキリかなぁ…。のんちゃんは良くわかりませんが…そういう爪痕を残すとガキでは繰り返しゲストで呼ばれるようになる傾向にあります。まぁ他にも名物キャラと言われる、ピカデリーさんや腰振りおばちゃん、顔デカおばちゃん、今夜が山田さん、新おにぃなんかも、偶然エキストラとして出た際に大ウケし、その後キャラとして残り続けるという事が多くあったので、ガキの伝統と言っていいでしょうね。「面白かったからまた使う・擦る」そういう感じです。
ちなみに今回ランジャタイとは別にメンバー側に陣内さんがゲスト。近年もっともゲストで呼ばれる回数が多い芸人さんの一人…というかフジモンさんが休止したので(一応現在は復活しましたが)実質1番でしょう。まぁある意味予定調和的な人選ですね。違和感は特に無かったです。私は無しか前回のようにライセンスでも良いんじゃないかなという気はしないでもないですけど。でもまぁお笑い芸人としての実力は折り紙付きですからね。そういう部分では申し分ありません。
感想
OPのジャージ姿で呼び出される感じ、良いですね。往年のコント系企画を彷彿とさせて。バドミントンならもっとガキっぽかったかもしれませんが、それは些末な問題。
で、国崎さんなぜか眉毛を半分剃っていて、それでいきなりダウンタウンイジり。良いですね。なんか松ちゃんに関する事なんか言うだろうなぁと思いましたけど、早速軽くイジってて素晴らしい。しかも嫌なイジりじゃない良い方向を感じるポジティブなイジり方で好感も持てました。
OPトークから全開でめっちゃ面白い。メンバーのじじいイジりも良かったですね。キャラの説明は若干テレビ千鳥の面白キャラ選手権のアレみたいでしたが。でも終始面白かったです。なんとも相方の伊藤さんがなぜか鬼太郎の格好かつほぼ無言で居るのもシュールでジワりますし。
次にあだ名付け(ヒーロー名)のくだり。いいですね。あだ名のくだりも笑ってはいけないシリーズでもお馴染みですが、安定しておもしろい。しゃくれ離婚、ピアノ弾き、くちびる出前館、落語まみれと…。で、遠藤さんの「ホホホイ」だけカットされてるのもジワるのよね。
次にビンタのくだり。これも教室シリーズらしい意味不明さがあるくだりでしたが、浜田さんにビンタを振る時点でもうすごいっすよね。要は浜田さんへのビンタしてくださいのパスですもん。流石です。良かった。
そしてマシーン乗り込み訓練。もう「マシーン乗り込み訓練」って何?もう意味不明な感じがすごいですよね。ランジャタイらしくもあり、教室シリーズイズムもしっかり継承してる感じが素晴らしい。謎のおっさんもいい味出してる。
おっさんの乗ってる席にじわじわ乗るというのも意味わからんし、口から泡を吐くんも分からんし、無茶苦茶ですよね。
でも浜田さんのくだりで浜田さんの曲イジりするくだりは素晴らしい。チキンライスの「嫌がれるかなぁ~」もめっちゃおもしろいですし、それで若干嬉しそうな浜田さんが国崎さんツッコんで、さらに若干国崎さんが素な感じではにかむ表情の流れがめっちゃ好きでした。今回のハイライトの1つでした。
「見つけちまった」「流れる景色を毎晩見ている」のくだりもめっちゃ面白かった。浜田さんも意外にノリノリでネタに乗ってやってるのが凄く良かった。浜田さんガチで嫌な時はあんな感じじゃないので、面白くて乗り気だったからああいういい感じのノリだったんでしょうね。素晴らしい。
次にヒーロー登場訓練。若干国崎さん七変化のヒーローショーのネタを彷彿とさせる内容。いや全然違うけど。このくだりもシュールでしたね。これも教室シリーズらしいくだりでした。ショージさんの時もだいたいこういう「なんなんこれ」みたいなんが続きましたからね。
戦闘員がお婆さんばっかりのくだりも良い。シュールな画でした。
それと山ちゃんだけ何故か当たりが強いのも教室シリーズを継いでる感ありました。ショージさんの教室シリーズでもなぜか毎回メンバーの中で山ちゃんだけ冷たくあしらわれるのがいつもの定番でした。
最後の浜田さんの総ざらい。最後のお婆さん戦闘員一人だけ結構マジにチョップするのめっちゃ笑いました。流石浜田さん。中々アレ出来んよね。芸人界広しといえど、地味にアレ出来るの浜田さんだけじゃないかな。すごいわ。
まとめと感想
正直教室シリーズといいながらランジャタイのやることなので、全然違う内容になるかもなと見る前は少し身構えて思ってたんですけど、実際はビックリするぐらい教室シリーズでした。雰囲気や流れ等もランジャタイらしさも出しつつ、教室シリーズのフォーマットを壊さないという神バランスな後継企画になったんじゃないでしょうか。新規の人は単体で楽しめますし、昔の教室シリーズ見てた人も、納得出来る内容で、素晴らしかったと思います。ただやはりライトユーザーにはウケないかもしれませんが。コアなファンには間違いなくウケた事でしょう。
また第二回も見てみたいですね。回数重ねられる事は過去の教室シリーズでも実証済みですし。ただ世間ウケがどうだったか問題は分かりませんが。
一応完全な新規企画とは言えないものの、ほぼほぼ刷新した内容で、このクオリティの面白い企画が見れたのは凄く良かったです。現在の体制以後の企画の中では一番色が出てたし、新しさや企画性を感じました。この調子で完全な新企画も見てみたいですね。
で、次回は部活動シリーズのようです。ホトちゃんが出るようですが、フジモンさんは流石にまだお休みですかね。
はい。ではまた次回~
以上。
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ガキ使の打ち合わせとかについてランジャタイのラジオで少し話してました
むっとん様
コメントありがとうございます。
ランジャタイが話してたって事ですかね。内容ちょい気になりますね。でもまぁゲストへの打ち合わせと企画会議は色々と違うからどうなんでしょうね。
方正さんが布団出されて「関わらんといてくれ」って怒鳴られて地べたで寝かされるくだりで涙出るほど笑いました。その後マジで最後まで触れられないままエンディング迎えるのも最高でした。
松ちゃんが不在でもこのガキらしいクオリティの企画ができるのは、長年松ちゃんとスタッフが培って積み上げてきたものがあるからなのかもしれないですね。久々にガキらしい回が見れて安心しました。
匿名様
コメントありがとうございます。
>涙出るほど笑いました~
あはは。確かに面白かったですね。山ちゃんも理不尽な事言われ、されてるのに、特に文句も無くしたがって、野っ原で布団に入るシュール感は流石ガキというか教室シリーズならではの画でしたね。良かったです。
>松ちゃんが不在でもこのガキらしいクオリティの企画ができるのは~
そうですね。高須さんが居るのは大きいでしょうね。というか、もしかしたら企画会議には参加まではしてないかもですけど、松ちゃん自身がある程度高須さんへ指示やアイデア等を連絡してる可能性はあると思いますよ。あくまで芸能活動休止してるだけですし。
今回のは、かなりおもろかったですね。ショージとくぅちゃんの後任として、非吉本のランジャタイ国崎主体なんも評価すべき点です。只、ホホホイだけは指名されてへんのが残念で私的には、ピアノ弾きはガキに出過ぎでイヤでした。また、伊藤が鬼太郎の出で立ちやのに、一言も声を発してへんのも不思議でしたし、個人的に最近鬼太郎1、5、6期をCSで見てるんで嬉しかったです。それにしても、戦闘員て言うと必ず骨戦闘員か其れを模したモノが出てきます。ショッカーの戦闘員は骨戦闘員だけやないんで、ベレー帽赤戦闘員や赤戦闘員が出たらマニアックでおもろいと思います。これからも、板尾シリーズやピカデリー、さようなら山ちゃん、ビールかけ、理不尽、テクニシャン対決、山ちゃん劇団、章造の被害妄想、も復活してやってほしいし、疾走する芸能人が見れる店やガキの面々が別人に入れ替わる、引き籠もりを救え、千秋行方不明、顔デカいからや講義、新千秋オーディション、浜田対大沼コスプレ対決、ヘイポーおっぱいバレーも見たいです。
匿名様
コメントありがとうございます。
>非吉本のランジャタイ国崎主体なんも評価すべき点~
あー私はそこまで事務所とか関西・東京とかを意識しないタイプですけど、気になるひとは気になるでしょうね。M-1でもその辺は毎年のように議論になったりしますし。
>ピアノ弾きはガキに出過ぎでイヤ~
それは少し私も気持ちわかります。出るのは良いんですけど、回数が多すぎるとっていう。というか今回陣内さん「なんで俺呼ばれたん?」みたいな事言ってましたが、それも多少あって内容的にガキメンバー4人もしくはライセンスでも十分な気がするんですよね。特に今回主役は国崎さんだし。敢えて陣内さんが必要だったのかは微妙な所だったと思います。その辺はやっぱりスタッフ側的に松ちゃんの居ない大きな穴を少しでも埋めたいという欲求がそうさせるんだろうなぁと思います。
>戦闘員て言うと必ず骨戦闘員か其れを模したモノ~
まぁライダーファンから目線だとそういう気持ちになるのも分からないでもないですけど、やはりわかり易さ重視でしょう。あくまでそういうステレオタイプなわかりやすい記号が欲しいだけですからね。そこをニッチな要素介入をすると、おばさん戦闘員のくだりとかが、ビジュ的に分かりにくくふわふわしてしまうでしょうし。
>これからも~
そうですね。松ちゃんが居ない今だからこそ、完全新規企画が難しいなら過去の名作企画を復活もしくは、マイナーチェンジしてするのは全然ありだと思います。
やっぱりこういう企画こそ松ちゃんがいてほしかったですね…国崎さんも緊張がすごかったでしょうがやり切りましたね。
伊藤さんが一言も発さないし、メンバーも触れなかったのが良かったですね。ここは国崎さんだけでお腹いっぱいでした。
次回はまた部活シリーズですね。松ちゃん不在でも四人がどうにか頑張ってるのがファンとしては嬉しいです。
匿名様
コメントありがとうございます。
>やっぱりこういう企画こそ松ちゃんがいてほしかった~
それは毎回ふとした時に思ってしまいます。どうしたって。でも現状としてはどうすることも出来ないですし、しょうがないですね。
>国崎さんも緊張がすごかったでしょうが~
その辺どうなんでしょう。私は国崎さんの素の部分までは知らないので、緊張とかするタイプなんですかね。飄々としててパッと見はそんな風には見えないので。
>伊藤さんが~
ホントに敢えてでしょうけど、全く話さずメンバーも触れず、ジワりました。シュールでしたね。
>松ちゃん不在でも四人がどうにか頑張ってる
そうですねぇ…。パッと見分からんですが演者・スタッフ含め、番組作り大変でしょうね。ガキは松ちゃんが他番組と違って制作・演者共に大黒柱的な人でしたので。その大黒柱が居ない状況を埋める為に必死なのは間違い無いでしょう。